第2回 大槌町旧役場庁舎検討委員会を開催しました

2013年2月6日

 

 東日本大震災津波により被災した大槌町旧役場庁舎について、町の震災遺構として保存すべきか、解体すべきか多角的な視点で検討するため、第2回大槌町旧役場庁舎検討委員会を開催しました。
 
開催日時
1月12日(土)13時〜15時15分
開催場所 大槌町役場3階大会議室
出席者
委員全11名
(学識経験者、役場職員の遺族、町議会議員、高校生、役場職員組合の方々で構成)
議題 大槌町旧役場庁舎に係る今後のあり方について

旧役場庁舎に係る町民からの主な意見・提言内容について

事務局から、昨年12月に町内32カ所に設置した意見・提言箱に寄せられた町民の方々からの意見・提言(全51回答)の内容を報告。

【論点ア】旧役場庁舎の保存または解体について検討するに先立ち、旧役場庁舎をどのような場所としてとらえるべきか?

  • 単なる町民に各種サービスを行う場、町民のための諸施策を行う場。
  • 保存させるほどの特別な位置付けのある建物とは思えない。周辺に残っている建物と同様の感覚しかない。
  • 震災後は、大槌を語る最大の風景となっている。

【論点イ】旧役場庁舎の保存または解体について検討するに当たり、どのような点を考慮すべきか?

  • 遺族や職員の気持ちを一番に考慮すべき
  • 維持管理費を考慮すべき
  • 町の景観や町民の気持ちを考慮すべき
  • 復興の妨げにならないようにすべき

旧役場庁舎の検討に係る論点整理について

論点ア、イについて、事務局が提示したポイントを踏まえ議論。

【論点ア】旧役場庁舎をどのような場所としてとらえるべきか?

  1. 行政サービスの場所 
  2. スポット的な場所  
  3. 町を発展させてきた場所 
  4. 復旧・復興の妨げとなる場所

【論点イ】検討するに当たり、どのような点を考慮するべきか?

  1. 犠牲となった職員の鎮魂
  2. 防災教育
  3. 町民および職員遺族、職員の感情
  4. 整備・維持管理費
  5. 後世への伝承 
  6. 景観形成

委員からの主な意見内容

  • 震災前は特別な場所ではなくても、震災があったことにより特別な場所になったという考え方もある。
  • 町民の意見・提言を見ると復興の遅れに対するいらだちが感じられ、復興遅延を象徴する建物になってしまっているのではないか。
  • 町外の方々を乗せた大型バスは必ず旧役場庁舎に寄り、みんな手を合わせている。旧役場庁舎がなくなると、あの場所は素通りされ、津波の被害規模も分からなくなるのではないか。
  • 町外からの方々も来るということは、交流人口という観点での論点整理も必要ではないか。
  • 亡くなった40人の職員を考えると、彼らには彼らの歴史があったし、町の歴史が築かれてきた場所でもある。
  • 旧役場庁舎保存に係る請願署名者のうち町外居住者の割合が75%ということは、町外の方が強烈な印象を受けているということを表しているのではないか。

旧役場

役場全部保存

役場一部保存

委員からの主な意見内容

  • 防災教育の観点からは、全部分を活用した保存が望ましい。どのような被害を受けたかがよく分かり、直感的に理解できる。
  • 防災学習の場を設けたり、災害の危険性について伝承できる広場を併設したりすれば良い。旧役場庁舎を見たくない遺族の方に対しては、樹木などを配置することで建物を隠すことも可能。
  • 町民が十分に議論できる状況ではないのではないか。町民からの意見・提言数は51件しかなく、町民の意見が反映されているか疑問。
  • 冥福を祈る場所は、鎮魂の森1ヶ所で良い。
  • 特殊メガネなどをかざすと震災当時の役場建物および周辺の風景が浮かび上がってくるといった最新の技術を活用しても、20年後には古い技術になっている可能性が大きい。記憶を継承していくのであれば、千年後も残るような方法を考えた方が良い。
  • 旧役場庁舎があった場所に公園を作ることにより、子供たちの遊び場を提供することにもなる。
  • 公園にするにしても、旧役場庁舎の痕跡はとどめないようにして欲しい。被災した町民全員の名前が刻まれた石碑を建てたり、手を合わせる場所を公園内のどこか別の場所に作ったりすれば良い。

 委員会では、3月中旬の町長への報告書提出に向け、今月下旬に最終となる第3回委員会を開催し、第2回委員会での議論を踏まえ、取りまとめた最終案(基本案を修正したもの)について議論する予定です。また、町は、報告書の内容を踏まえ、3月下旬に保存または解体について方針を決定する予定です。 
 旧役場庁舎のあり方に関する町民の皆様からの意見・提言などについて、2月15日(金)まで、大槌町まちづくり情報プラザ(マスト2階)や各仮設団地集会所に設置する意見・提言箱でお受けし、次回の委員会での議論の参考としますので、率直な意見・提言をお寄せください。

役場解体パターン

 

 

 

 

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