遊び場をつくり子ども支える~「子ども夢ハウスおおつち」

2013年8月19日
ひょうたん島日記(2013.08.19)

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子どもたちは馬に触れたり乗ったりして楽しんだ=8月17日、大槌町の旧赤浜小校庭

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「夢ハウス」に関わっている、左から藤原茂さん、笹原留似子さん、吉山周作さん
 遊び場をつくって被災した子どもたちを元気づけようという試みが、大槌町安渡地区で始まっています。拠点は、空き家を借りて、今年4月に開設された「子ども夢ハウスおおつち」。震災で家族を失ったり、遊び場がなくなったりしてストレスを抱えている子どもたちを温かく迎え、見守っています。
 山口市の社会福祉法人「夢のみずうみ村」が、旧安渡小近くの木造2階建ての空き家を借り、無償で始めました。理事長の藤原茂さん(64)が、北上市の復元納棺師の笹原留似子さん(41)と出会い、意気投合したのがきっかけでした。笹原さんは、震災直後、ボランティアで、遺体を復元し納棺する活動に奔走していました。その際、家族を失った子どもたちに心を痛め、子どもたちの居場所が必要だと感じていました。被災地に入って活動をしていた藤原さんが、そのことを知り、全面的な支援に踏み切りました。
 「夢ハウス」には、「夢のみずうみ村」が派遣した作業療法士の吉山周作さん(27)が常駐しています。「夢ハウス」には、近くの仮設団地に入っている小学生の子どもたちが集まり、ゲームをしたり、宿題をしたり、料理を作ったりしています。8月14日から3日間あった安渡地区の盆踊り大会では、子どもたちが、かき氷や綿あめの屋台をつくってお年寄りと交流しました。
 8月17、18日には、「夢ハウス」が、旧赤浜小校庭で、ホースセラピーを催しました。子どもたちは、調教された馬に触れたり、乗ったりして楽しみました。協力したNPO法人インフォメーションセンター(本部・沖縄県)の代表理事寄田勝彦さん(46)は「馬と触れ合うことで、子どもたちの心が癒される。乗馬することで自信がつく」と説明しています。
 藤原さんはこう話しています。「子どもの心の復興なくして、真の復興はありません。夢ハウスで伸び伸びと過ごしてほしい」

 

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