磯焼け対策 Vol.2
今年度1回目の磯焼け対策を船越湾内2カ所で実施しました。今回はワカメの種(のれん)を水底に設置しました。また、昨年から継続してきた活動の成果をモニタリングし、海藻の繁殖状況を確認しました。
■実施日時 令和2年4月24日(金)13:00~15:00
■場 所 船越湾内2カ所
■参 加 者 ダイバー(三陸ボランティアダイバーズなど)3名 アシスタント1名 オブザーバー3名
■出 船 2艘
※今回は岩手県沿岸広域振興局水産部から2名(普及員)オブザーバーで参加していただきました。
【活動状況】
昨年(R1)は石灰藻で覆われていた岩礁が多くみられましたが、ウニを除去したエリアは昨年と比較して海藻類などで覆われた部分が多くなりました。
ウニを除去していないエリア(左) ウニを除去したエリア(右)
ウニを除去したエリアの岩礁には、フクロノリ、紅藻、アカモク、ケウルシグサなどの海藻類が繁茂し、所々でコンブなどが数十センチほど成長していました。
ワカメの新芽、コンブの種などを巻いて設置したブロック周辺の岩礁で、海藻類の繁殖が多く見られました。
ワカメ養殖で残していただいた種(のれん1本)を水底に設置、岩で固定しました。
昨年度に実施した「磯焼け対策」活動では、ウニの除去活動を実施したうえに、植生活動を実施したことから、予想以上の相乗効果をあげることができました。今後も継続して取り組んでいきたいと思います。