大槌町無形民俗文化財に新たに3件を指定しました

   大槌町教育委員会は、以下の郷土芸能を町の無形民俗文化財に指定し、
令和2年7月11日(土)に指定書交付式を行いました。
 この指定により、町指定の無形民俗文化財は9件となりました。

番号 無形民俗文化財
指定番号
指定対象 伝承由来
第7号  臼澤鹿子踊    元禄年間(1688~1704)に房州の船乗りが伝えた踊りがあったが、
天明年間(1781~1789)に鹿島神宮へ赴いた大槌の村人が房州踊りに
出会い、その技芸を習い覚えたのが現在の鹿子踊といわれています。 
 大槌まつりの小鎚神社祭礼に奉納し、神輿渡御の先祓いとして参列
し、お旅所奉納や個人宅の門打ちを行います。
 その他、地元臼澤の小鎚神社分社の祭礼に奉納しています。戸数の
少ない集落ですが、全戸が保存会に加わり盛り上げており、他集落か
らの参加者も活動に参加しています。
第8号 吉里吉里鹿子踊  吉里吉里鹿子踊は別名「房州踊り」とも称し、元禄年間に房州方面
から吉里吉里へ伝えられたと口伝されています。
 前川善兵衛が房州に立ち寄り香取神宮を参拝した際、そこに伝わる
鹿子踊に感銘を受けて人夫に習得させたという説や、三陸沖で難破し
た房州漁船の船乗りが伝授したという説などがあります。
 天照御祖神社の祭礼に神輿のお伴をして町内を練り歩き、渡御の終
了後、地域を門付けします。
 最近では町外の各種行事にも積極的に参加を続けています。
第9号 吉里吉里大神楽  江戸時代前期、二代目前川善兵衛富永の三男善右衛門からお抱え業
者である「鍛冶屋」三浦屋(川原通り)に獅子頭が寄贈され、伝承が
始まったものと口伝されています。踊りの由来は定かではありません
が、近隣の地区などとの交流により伝授されたものと推察されていま
す。
 また、吉里吉里は豪商前川善兵衛の本拠地であり、江戸との交流が
盛んであった影響なのか獅子頭の風貌は江戸風です。悪魔退散・天下
泰平・商売繁盛を祈願する舞で、吉里吉里天照御祖神社の丁印として
現代に至り、また、八大龍王社祭礼でも舞を奉納します。

 集合写真 - コピー.JPG

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