磯焼け対策 Vol.6

磯焼け対策 Vol.6

 

 今年度5回目の磯焼け対策事業を実施しました。今回は大量発生しているウニの除去(移殖)を集中して実施しました。

 

■実施日時  令和2年7月21日(火)8:30~13:00

■場  所  船越湾内1カ所

■参 加 者   ダイバー5名(NPO法人三陸ボランティアダイバーズなど) アシスタント2名

■出  船  1艘

 

【海の状況】

 当日は霧が濃く、見通しが非常に悪く漁港で様子をみて、予定時間より遅れて出港しました。海況は微風で、波は穏やかで凪が良く、水深5mほどの水底であれば船上からも伺えました。

 

【ウニ除去(移殖)の様子】

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 ウニを除去し海藻類を植生したエリアや藻場が再生したエリアに、たくさんのウニが生息していました。恐らく餌(海藻)を求めて移動してきたのだろうと推測しています。

 今回は作業場所を1ヵ所に絞り、この一帯のみで作業し、ウニを餌がもっと豊富な場所へ移殖しました。

 

【その他水産動物】

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ナマコ               エゾアワビ             マダコ

 ナマコは、大槌ではよく見かける水産動物ですね。もっと暖かくなると夏眠(冬眠の逆)し、秋ごろに起きて活動をはじめるそうです。続いてアワビ(エゾアワビ)です。緑色の貝が実はアワビの稚貝です。陸上で3cm程度まで育て、先日、放流されたものかと思います。隣のアワビの大きさまで成長するのに数年ほどかかります。右の画像はマダコです。この事業で水底にいくつか沈めた黄色いブロックの穴の一つを住処にしているようです。

 

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リュウグウハゼ           アイナメ              アメフラシ

 リュウグウハゼ(シマハゼ)、アイナメもよく見かける魚類の一つですね。右はアメフラシです。アメフラシの後ろに見える細い麺状のようなものが、アメフラシの卵です。この卵を郷土食として食べる地域もあるそうです。

 

 

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