今年度,13回目及び14回目の磯焼け対策事業の報告です。今回は、磯焼けが進行してるエリアの藻場再生に取り組みました。
■13回目 令和2年12月7日(月)
■場 所 船越湾内1カ所
■参 加 者 ダイバー2名(NPO法人三陸ボランティアダイバーズなど) アシスタント2名
■出 船 1艘
■14回目 令和2年12月25日(金)
■場 所 船越湾内1カ所
■参 加 者 ダイバー4名(NPO法人三陸ボランティアダイバーズなど) アシスタント2名 オブザーバー2名
■出 船 1艘
藻場再生のメインターゲットである「コンブ」を岩礁等に付着させるため、13回目及び14回目は共に、コンブの種糸をロープに巻き付け、テトラポットや岩礁に設置済みのボルトに結び付け、浮揚させました。
また、コンブの子嚢斑(遊走子が出る部分)をスポアバックに数枚入れて、同じくボルトに設置しました。これらの取組をすることで、コンブが再生してくれれば、アワビやウニの餌としてだけではなく、他の幼魚などの隠れ場、魚類の産卵場所になるなど、一石二鳥にも三鳥にもなってくるれることが期待されます。
なお、磯焼け対策は「ウニの除去」をすることで、ウニの生息密度をゼロにすることではなく、藻場を再生し、ウニ、アワビ、ナマコなどの生態系のバランスを保ち、管理していくことが目的です。
次回は、コンブと同じ大型海藻類の「ワカメ」の種苗を設置したいと思っています。