大槌町の「南部鼻曲がり鮭の新巻鮭」が文化庁の「100年フード」に認定されました

この度、大槌町の「南部鼻曲がり鮭の新巻鮭」が文化庁の「100年フード」に認定されました。

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100年フードについて

100年フードとは

 「100年フード」は、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、文化庁が認定しているものです。
 認定後は、各種メディアで認定団体の活動が取り上げられたり、ロゴマーク入りの商品が販売されるなど、100年フードの取組が広がっています。

認定条件

下記の全てを満たす食文化が文化庁により「100年フード」として認定されます。

・地域の風土や歴史・風習の中で個性を活かしながら創意工夫され、育まれてきた地域特有の食文化
 (全国一律の食材や加工食品ではなく、地域に根差したストーリーを持つ食文化)

・地域において、世代を超えて受け継がれ、食されてきた食文化
 (単に一人、一店による料理ではなく、地域の広がりの中で、二世代以上に渡って継承され現存する食文化)

・その食文化を、地域の誇りとして、100年を超えて継承することを宣言する団体が存在する食文化

100年フードに認定されたらできること

・認定団体のみに配布されるロゴマークの活用

・公式ウェブサイトや文化庁主催のオンラインシンポジウム・イベント等における当該食文化や団体の活動事例の発信

・100年フードに認定された事を示す加工可能なフォーマットデータの活用

詳細

<外部リンク>【文化庁】100年フード公式ウェブサイト

100年フードの詳細については、文化庁の公式サイトをご確認ください。

「南部鼻曲がり鮭の新巻鮭」について

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 独特な容姿から南部の鼻曲がり鮭とも呼ばれている「新巻鮭」は、400年以上前の安土桃山時代に大槌(おおつち)で誕生したと伝えられています。当時の城主である大槌孫八郎は「この地の鮭を江戸に運び、大槌の名物にできないか」と考え、美味しく長期保存できる新巻鮭を編み出しました。新巻鮭は鮭を塩蔵したのち寒風干しにした加工品で、現在も昔からの変わらない手作業によって作られる、三陸を代表する伝統的な特産品です。寒風干しによって旨味が濃縮された新巻鮭は贈答品としても喜ばれ、今日も全国各地の食卓を彩ります。大槌町では文化継承活動の一環として小学校で新巻鮭作りの体験学習が行われます。
 ここ数年、鮭の水揚げ量は減り続け地元の鮭を使うことは難しくなりましたが、新巻鮭発祥の町としてこれからも文化を守り続けます。

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