1 背景
木材価格の低迷や林業労働者の高齢化等により森林の管理や経営が著しく低下しています。加えて、町内の山林は、海面より1,000m以上の標高差がある山岳地で、急峻なところが多く、森林のもたらす多面的機能の向上させるため森林整備の促進が必要です。しかし、町の森林での国土調査事業の進捗率が47%と半分にも満たない状況であり、国土調査が完了していない地域では、境界が不明確な森林が多く、森林整備を進めようにも、境界の確認作業が難航しています。このため町では、効率的な森林施業を促進するため、令和7年度から森林境界の明確化に向けた取組を進めます。
2 令和7年度の取組
(1)航空レーザ測量
急峻で広大な山間部では、境界明確化に必要な森林所有者同士の現地立会や測量作業が大きな負担であることから、森林境界明確化を円滑に進めるため、新しい技術を用いた森林境界明確化の取組を実施します。
出典:㈱パスコ
(2)森林境界明確化素図作成に用いる地図
出典:㈱パスコ
(3)森林境界明確化素図
出典:㈱パスコ
3 業務対象範囲
4 留意点
本調査業務は、森林の所有者を明確にすることが目的です。
今回作成する森林境界(案)は、森林を管理していくための境界(案)です。
森林内の土地境界の確定を行うものではなく、調査結果は登記や地籍等に直接影響を与えるものではありません。
5 提供開始予定
令和8年3月末予定
6 閲覧方法
・森林クラウドシステム
・大槌町役場産業振興課内