子宮頚がんについて
子宮頸がんは、子宮の入り口付近にできるがんで、HPVウイルス(ヒトパピローマウイルス)が長期にわたり感染し続けることが原因であると考えられています。HPVウイルスは、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされており、子宮頸がんを始め、多くの病気の発生に関わっています。子宮頸がん初期の頃は症状がほとんどなく、近年若い女性(20歳~39歳)が増えてきています。
予防接種と定期検診について
HPV感染のほとんどが性的接触によるものであることから、子宮頸がん予防にはHPV感染前の予防ワクチン接種が効果的といわれていますが、すべての子宮頸がんの発症を予防できるものではありません。
そのため、20歳以降は定期的に子宮頸がん検診を受ける必要があります。症状が進行すると治療が難しいことから、早期発見が大切です。
予防接種を希望する方は、ワクチンの効果や接種後に起こり得る症状等、接種の有効性とリスクを十分にご理解いただいたうえで、ご判断いただきますようお願いいたします。
【詳しい情報はこちらをご覧ください】
小学校6年生~高校1年生相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)
HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(概要版).pdf (PDF 3.7MB)
小学校6年生~高校1年生相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)
HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(詳細版).pdf (PDF 4.22MB)
対象者
女子:小学校6年~高校1年生相当
(12歳となり年度の初日~16歳となる年度末日までの間にある者)
※標準的な接種期間:中学1年生(13歳)となる年度の初日から末日までの間にある者
接種回数・標準的な接種期間
ワクチン名 | サーバリックス(2価ワクチン) | ガーダシル(4価ワクチン) | シルガード9(9価ワクチン) |
予防できるウイルスの型 | HPV16・18型 | HPV6・11・16・18型 |
HPV6・11・16・18型、ほか5種類 |
接種間隔 |
1回目:初回接種 |
1回目:初回接種 2回目:1回目から2か月後 3回目:1回目から6か月後 |
1回目:初回接種 2回目:1回目から2か月後 3回目:1回目から6か月後 |
予診票
予診票(オレンジ色):中学1年生(13歳)となる方と高校1年生(16歳)となる方へ個別送付
※HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)は、平成25年6月14日付けの厚生労働省通知に基づき、積極的な接種勧奨を差し控えていましたが、令和3年11月26日付けで同通知が廃止されたことに伴い、積極的な接種勧奨を行うことが決定しました。令和4年度より定期接種対象者に対する個別勧奨を実施いたします。
HPVワクチンの接種を受けた方へ
HPVワクチンの接種後には、多くの方に接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。また、まれに重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
【詳しい情報はこちらをご覧ください】
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ リーフレット(接種後) (PDF 1.27MB)
予防接種健康被害救済制度
定期予防接種を受けて重篤な健康被害が発生し認定された場合には、予防接種法に基づく給付を受けることができます。
【詳しい情報はこちらをご覧ください】
予防接種健康被害救済制度(厚生労働省)
HPVワクチンのキャッチアップ接種について
HPVワクチンのキャッチアップ接種についてはこちらをご覧ください。子宮頸がん(HPV)ワクチンのキャッチアップ接種について