【第11回】「イングレスイベント③イングレスツアー」

大槌町復興推進隊持田専用ブログ
【第11回】「イングレスイベント③イングレスツアー」
みなさん、こんにちは!
大槌町復興推進隊の持田(もちだ)です。
週末は春分の日もあり3連休ですね。
そろそろ行楽シーズンも近づいてきました。
さて、みなさんはどのようなきっかけで旅に出たいと思いますか?
きれいな景色をみたい…おいしい料理を食べたい…など様々だとは思いますが、旅に出るきっかけがゲーム…という人も中にはいます。
イングレスエージェントがその代表的な例でしょう。
エージェントは目的さえあれば山頂にあるたったひとつのポータルのために数時間かけて実際に登山します。
エージェントに登山した理由を聞いたら「そこにポータルがあるから」と答えるかもしれません(笑)
エージェントの中にあるイングレスの世界観を刺激する工夫をし、目的を与えれば活動の原動力となります。
大槌町のイングレスツアーでは町外の参加者十数人が見込め、県外から訪れるエージェントもいます。
ツアーでは、
●大槌町は交通インフラが弱いので、町内外をめぐるツアーバスを用意する。
●大槌城主であった大槌孫八郎をイメージした武者姿で大槌町内をアテンドし、未だポータルになっていない名所旧跡を参加者にポータル申請してもらう。
●大槌町内が一望できる城山で復興状況説明。
●作成したツアー専用スタンプラリーミッションを電動アシスト自転車でめぐることによって「昔ながらの大槌町」「震災の傷跡が残る大槌町」「あたらしいまち大槌町」を間近に感じてもらう。
●大槌町の名物とイングレスの世界観が融合した昼食。
など、イベントを開催すればエージェントが集まる都市部とは違う工夫をしました。
明確な観光資源の乏しい大槌町において、大きなインフラの整備や観光地化をしなくても、来るきっかけや目的がイングレスによって創出された結果だと思います。
次回はこれらを踏まえ、これからの大槌町でのゲーミフィケーション活用について書きます。(つづく)