HOMEふるさと情報大槌応援団ブログ一覧大槌町復興推進隊持田専用ブログ

大槌町復興推進隊持田専用ブログ

大槌町復興推進隊持田専用ブログ

持田 崇
大槌町復興推進隊持田のブログです。 ゲームの力を活用して、課題の解決を図る「ゲーミフィケーション」と大槌町においての取り組みについて12回にわたり連載します。

【第9回】「イングレスイベント①ファーストサタデー」

みなさん、こんばんは!

大槌町復興推進隊の持田(もちだ)です。

今日は桃の節句ですね。ひな祭りはもちろん昔から馴染みのあるイベントですが、ハロウィンもかなり日本に定着してきたように思います。

ここ何年かよく耳にするようになってきたイベントが「ブラックフライデー」。

感謝祭の翌日である11月の第4金曜日に小売店などで大規模に安売りをするイベントが、アメリカではじまったのがもともとらしいですね。

名前の由来は1年で最も売り上げを見込める日とされ、小売業者が儲かり「黒字」になるという意味があるからだそうです。

イングレスにも「ファーストサタデー」という公式イベントがあります。

簡単に言うと、毎月第1土曜日に世界各地の都市でおこなわれているイングレスエージェントの初心者講習と交流会です。

当初はイングレス上で敵対する緑と青の両陣営が月に1回親睦の為に交流会をおこなったのがはじまりで、両陣営が協力可能な状況下から転じて初心者講習になったということです。

初心者講習では、イングレスのインストールのしかたから楽しみ方やエージェントの心構えを習得し、参加者のレベルアップや獲得ポイントを計測、世界各地の都市と競います。

交流会では、ご当地の特色を出し参加者へのお土産や記念品などでも、もてなします。

また、公式イベントに認定されることでイングレスエージェントの認知度や他のイングレスイベントに比べステータスが上がります。

 

平成27年10月、大槌町でも「ファーストサタデー」を開催できました。

その際、チラシや「イングレス大槌名物マップ」の作成、協賛品の提供、会場設営など様々な方のお力を拝借しました。

当日の参加者は38名で岩手県内各地からだけではなく、仙台や秋田などの県外や遠くは東京のエージェントも6時間かけて駆けつけてくれました。

交流会では、参加賞や地元からの協賛品や各地のエージェントから頂いたお土産を賞品として配るなどして賑やかな会になりました。

結果として、国内の「ファーストサタデー」イベントとしては人口規模が当時最少の自治体開催であり、「町」では沖縄北谷町に次ぎ2例目となりました。

 

 

世界34か国、95の都市で開催され競われた「ファーストサタデー」のレベルアップの成績は5位でした。

また、イングレス公式サイトで紹介された影響は大きく世界中のエージェント5万7千人以上に大槌町の「ファーストサタデー」は閲覧されました。

 

 

「ゲーミフィケーションで人は大槌町へ来る」そう確信を持てた日となりました。

もしかしたら「ファーストサタデー」も数年後には日本中で定着しているイベントになっているかも?

イングレスのイベントは「ファーストサタデー」だけではありません。

次回は、「イングレスイベント②アノマリー」です。(つづく)

 

 

【第1回】「イングレスとポケモンGOとゲーミフィケーションと」

【第2回】「イングレスとは」

【第3回】「イングレスをはじめる」

【第4回】「イングレスであそぶ」

【第5回】「イングレスエージェント」

【第6回】「イングレスのポータルとは」

【第7回】「イングレスミッション」

【第8回】「イングレスとのコラボレーションと地域活性化」

【第9回】「イングレスイベント①ファーストサタデー」

【第10回】「イングレスイベント②アノマリー」

【第11回】「イングレスイベント③イングレスツアー」

【第12回】「イングレスとポケモンGOtsuchi」

【第8回】「イングレスとのコラボレーションと地域活性化」

みなさん、こんばんは!

大槌町復興推進隊の持田(もちだ)です。

よく「コラボレーション」とか「タイアップ」などの言葉を耳にしますが、その違いをよくわからず使っていたりします。

個人的にはアニメとかキャラクター、ブランド同士が一緒になにかやるのが「コラボレーション」。

企業の宣伝やテレビドラマなどで使用される楽曲などをはじめとする制作物の連携が「タイアップ」なのかなと漠然と思っていました。

いつものようにウィキペディアで調べてみると

 

コラボレーション(英: collaboration、略称:コラボ)は、共に働く、協力するの意味で、共演、合作、共同作業、利的協力を指す言葉。」

 

タイアップ (tie up) とは『結びつく』という意味で、一般的には、『協力・提携』という相互が利益を共有できる関係を築きたい場合に使われる。また、音楽業界・書籍業界とテレビ業界など映像業界の結びつきによって、相乗効果を得ようとする商法のことも指す。」

 

どちらも協力することに違いはないようで…

イングレスにはどちらがふさわしいか考えましたが、今回はコラボレーションで統一したいと思います。

イングレスは様々な企業や自治体とコラボレーションをしています。

企業では、ローソン、保険会社のアクサグループ、伊藤園、ソフトバンク、三菱東京UFJ銀行、大日本印刷(丸善、ジュンク堂書店など)、オートバックスなどがコラボレーションしています。

これら企業の実店舗(伊藤園は一部の自販機)はイングレスのポータルになっており集客や自社のファンづくりに役立てています。

このように企業がスポンサー料を支払うことで実店舗をゲーム中の重要スポットに設定してもらうシステムを「スポンサード・ロケーション」(スポンサー付きの場所)といいます。

さらに、ローソン、アクサグループ、ソフトバンク、三菱東京UFJ銀行ではイングレスのゲーム内で使用する自社の名前を冠した強力なレアアイテムを用意しています。

伊藤園ではキャンペーン期間中に自販機で特定のお茶を購入すると、イングレスのゲーム内で使用するアイテムがもらえるシールが添付されたペットボトルが出てくるなど工夫されていました。

また、バス会社のウィラートラベルは世界初のイングレスバス「NL-PRIME」を開発しイングレスエージェントを各地に運んでいます。

 

 

自治体では、岩手県と横須賀市がさきがけてイングレスとコラボレーションをしています。

岩手県では岩手県全域をめぐるミッションイベントを開催したり、横須賀市では無人島である「猿島」行きのフェリー料金を半額にする「イングレス割」を実施したりしました。

この試みにより「猿島」の検索数は前年同期比350%増になったそうです。

 

次回は、大槌町で行ったイングレスを使った地域活性化事例の紹介

「イングレスイベント①ファーストサタデー」です。(つづく)

 

 

【第1回】「イングレスとポケモンGOとゲーミフィケーションと」

【第2回】「イングレスとは」

【第3回】「イングレスをはじめる」

【第4回】「イングレスであそぶ」

【第5回】「イングレスエージェント」

【第6回】「イングレスのポータルとは」

【第7回】「イングレスミッション」

【第8回】「イングレスとのコラボレーションと地域活性化」

【第9回】「イングレスイベント①ファーストサタデー」

【第10回】「イングレスイベント②アノマリー」

【第11回】「イングレスイベント③イングレスツアー」

【第12回】「イングレスとポケモンGOtsuchi」

【第7回】「イングレスミッション」

みなさん、こんにちは!

大槌町復興推進隊の持田(もちだ)です。

イングレスをしていると、たまに頭の中を駆けめぐる曲があります。

ハリウッド映画の「ミッション・インポッシブル」のテーマです。

直訳すると「実行不可能な任務」になるらしいのですが、主演のトム・クルーズは高層ビルをよじ登ったり、ミサイルに追い掛け回されたり、飛行機の外側に張り付いたりしながらミッションを達成、まさに不可能を可能にしていきます。

そして、我々イングレスエージェントにも当然のことながら様々なミッションが用意されています。

「ミッション・インポッシブル」ほど不可能な感じでは全然ないですが…

イングレスのミッションはポータルをめぐっていくスタンプラリーのようなものです。

各テーマに沿ったミッションに促され、指定されたポータルに行くと指令が出ます。

その多くがポータルをハックするという指令ですが、なかにはクイズが出題され答えを入力しないと先に進めなかったり、ポータルを制圧しなければならないものもあります。

ミッションに促されてポータルをめぐると、少しその地域のことが詳しくなったような気にもなります。

 

ミッションはある一定のテーマをもとに、エージェント(レベル7以上)が作成することができます。

いわばミッションはエージェントからの挑戦状のようなものです。

ミッションを達成したエージェントにはその勲章として「ミッションメダル」が授与され、イングレスに記録されます。

 

 

その多くが、ご当地をイメージしたデザインで、観光の記念にもなります。

メダルの多さや、入手困難なメダルを持っていることはエージェントたちのステータスの証になります。

ミッションはイングレスの画面上で、メニューバーをスライドさせ「ミッション」を押すと、現在地付近のミッションが表示されます。

 

 

大槌町にも、源義経が平泉で自害せず北へ向かったとされる「義経北行伝説」になぞらえ、平泉町から大槌町まで義経由来の地をめぐるミッションがあります。

平泉町へ行った際は是非やってみてください。

ミッションを達成し気が付いたら大槌町にいるはずです。

もちろん、ほかにも大槌町内をめぐるミッションもあるので、挑戦してみてください。

地域の名所旧跡のポータルをめぐることは、必然的に観光につながります。

次回は「イングレスとのコラボレーションと地域活性化」です。(つづく)

 

 

【第1回】「イングレスとポケモンGOとゲーミフィケーションと」

【第2回】「イングレスとは」

【第3回】「イングレスをはじめる」

【第4回】「イングレスであそぶ」

【第5回】「イングレスエージェント」

【第6回】「イングレスのポータルとは」

【第7回】「イングレスミッション」

【第8回】「イングレスとのコラボレーションと地域活性化」

【第9回】「イングレスイベント①ファーストサタデー」

【第10回】「イングレスイベント②アノマリー」

【第11回】「イングレスイベント③イングレスツアー」

【第12回】「イングレスとポケモンGOtsuchi」

このページの先頭へ