大槌町復興推進隊持田専用ブログ
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【第6回】「イングレスのポータルとは」
みなさん、こんにちは!
大槌町復興推進隊の持田(もちだ)です。
インターネットを使う際にまず真っ先にアクセスする「ポータルサイト」。
グーグルやヤフーが有名だと思いますが、そもそも「ポータル」という意味を深く考えずに今まで使ってきたように思います。
「ポータル」とは立派な宮殿や異世界などにつながる入口に使われる言葉のようです。
異世界につながる…まさに拡張現実を体現したイングレスに通じる言葉だと思います。
以前のブログでも触れましたが、「ポータル」についておさらいします。
「ポータル」とは陣取りゲームであるイングレスの陣地のことです。
世界各地に点在し緑陣営と青陣営が取り合います。
「ポータル」は実際にある名所や旧跡、建築、彫刻などが設定されます。
「ポータル」はエージェントがイングレスに申請し審査受理されると出現しますが、現在は申請自体を休止しています。
今後は「ポータル」の審査を、選ばれたレベルの高い「上級エージェント」に委託し、再開する動きがあります。
「ポータル」を取るためには現地に行かなければなりません。
外を出歩き、実際に現地に行かなければならないことと、「ポータル」自体が名所旧跡である場合が多いため観光や地域おこしのツールとして岩手県をはじめ多くの自治体に注目されています。
「ポータル」には編集機能もあり、名所旧跡の由来などを入力できるので、日常、見慣れたまちのモニュメントにも改めて光が当たり見直す機会になります。
「ポータル」とはゲームの戦略上の陣地にとどまらず様々な可能性を秘めていることを感じて頂けたと思います。
大槌町復興推進隊に着任する前、岩手から福島まで約60ヶ所の復興商店街をめぐったのですが、その際エージェントが来るきっかけになればと思い、復興商店街をポータルに申請していました。
その決して芸術的ではないプレハブ建築が理由か多くは申請を通りませんでしたが、一部は受理され「ポータル」として、また「ポケストップ」として存在します。
イングレスの「ポータル」はデータを応用され、その多くがポケモンGOの「ポケストップ」や「ジム」としても使われているのです。
また、大槌町内でいえば「ポータル」の数は平成27年4月に4ヶ所だったものが、現在120ヶ所にまで増えイングレスのイベントが開催できるまでになりました。
次回は、その「ポータル」をめぐっていく「ミッション」について書きます。(つづく)
【第5回】「イングレスエージェント」
みなさん、早いもので今年ももう一か月が経ってしまいました…
大槌町復興推進隊の持田(もちだ)です。
今回はイングレスエージェントについて書きたいと思います。
ウィキペディアによると
「エージェント (agent)とは、他の存在(個人、組織、神など)から認められてその存在の代わりに行動する、個人・業者・組織などのこと。」
らしいです。凄いですね「神などから認められて」って…
個人的にはエージェントというと、黒服にサングラスのイメージしかありません。
イングレスエージェントも本来はそういうイメージだとは思いますが実際は違います。
イングレスをスマホにインストールしたイングレスエージェントのみなさんは、市井にて一般市民として普通に日常生活をおくっていますが、それぞれの陣営の為に日々活動し、世界規模で陣取り合戦をしている…という設定です。
イングレスエージェントはそのような日常のイングレス活動を略して「イン活」と呼んでいます。
「イン活」をすると必然的に歩くことになるので、イングレスをはじめたきっかけは健康増進やダイエットが目的だったという人もいます。
服装も黒服にサングラスの人はほぼ皆無で、各陣営の色(緑か青)を基調とした服装か、ワンポイントにリストバンドなどの小物を身に着けている人が多いです。
さらに気合の入ったイングレスエージェントは日用品から愛車まで緑か青にこだわっている人もいます。
「イン活」をおこなうにあたって、最低限守らなければならないルールがあります。
これは、一般常識的なマナーのようなものですが、「エージェントプロトコル」と呼びます。
エージェントプロトコルには
I. 礼儀正しい言動を心がける
II. ゲームでも実生活でも、リスペクトの精神を忘れない
III. プレーヤーのプライバシーを尊重する
IV. 実社会のルールに従う
があります。
(詳しくはこちらをご覧ください。
SNS(特にグーグルプラス)などでも「イングレスエージェント」のコミュニティが各地にありますので、一緒に作戦行動などを楽しむのもいいと思います。
次回は、イングレスにおいてとても重要な「ポータル」について書きます。(つづく)
【第4回】「イングレスであそぶ」
大槌町復興推進隊の持田(もちだ)です。
第4回は「イングレスであそぶ」というテーマで書こうと以前から思っていたのですが、いまちょっと考え直しています。
イングレスはゲームなので当然プレイすることは「あそぶ」ことだと考えていました。
世の中にはイングレスより内容の凝ったまるで映画のような演出のゲームもたくさんあります。
それにもかかわらず、まちで見かけるエージェントは雨の日も風の日も、暑くても寒くても率先して何kmもまちあるきをしています。
そのためにカッパを着て、スマホが濡れないような対策をして、何回も充電できる重たいモバイルバッテリーをさげて、遠くのまだ知らないまちへ出かけます。
一見とてもあそんでいるようには見えません。まるで修行僧です。
しかし、その顔は一様に楽しそうで、イングレスで「あそぶ」より「楽しむ」の方がふさわしいように思えてきたのです。
エージェントはイングレスを自発的に楽しむすべを知っているのです。
ゲーム内容はとてもシンプル!
詳しい内容はゲームの中のチュートリアルやイングレスヘルプに任せますが、
https://support.ingress.com/hc/ja
1.まず「ポータル」の付近に行って、「ポータル」をタップし「ハック」というボタンを押します。
すると、アイテムが手に入ります。
2.手に入れたアイテムの中の武器を使って、敵陣営の「ポータル」を攻撃し無力化します。
無力化すると中立をしめす白色に変化します。
3.無力化したあとは「レゾネーター」というアイテムを「ポータル」に挿して自分の陣営にします。
4.「ポータル」に「レゾネーター」を8本挿すと別の場所の自陣「ポータル」へ「リンク」という線をつなげることができます。
「リンク」をつなぐ時に「ポータルキー」というアイテムが必要なのですが、ここでの説明は割愛します。
5.3ヶ所の「ポータル」をリンクでつなぎ三角形をつくると「コントロールフィールド」と呼ばれる面ができます。
この「コントロールフィールド」をつくって自陣の範囲を広げるのがイングレスの基本的なあそび方です。
しかし、楽しみ方はエージェントによって様々です。
エージェント活動に応じてもらえる「実績メダル」を集める。
はじめていく「ポータル」をひとつひとつ何ヶ所もめぐる。
自分のポータルを守り続ける。
あえて「コントロールフィールド」はつくらず、ひとつの「ポータル」から何十本も「リンク」をつなぐ。
「コントロールフィールド」をつかって画を描く。
海外から「リンク」をつないで世界規模の大きな「コントロールフィールド」をつくるなど…
もちろんゆっくり現地をまわってご当地の食事を楽しむ人もいます。
次回は、イングレスの楽しみ方を知っている人「エージェント」について書きます。(つづく)